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2014年、小学4年生で脳出血による失語症になった息子の記録です。


by chakakosoai

一日中泣いている(8月20・21・22日)

8月20日

意識がはっきりするにつれて痛みを感じるようで、一日中頭にアイスノンをあてる。
自分の状況がわかってきたようで、朝からずっと泣いている。
「痛い・・・」
「ぼくはもう このまま・・・○○(塾で仲良しの友達の名前)を・・・」
(倒れる前、息子は塾に行っていて、仲良しで天才の○○くんをぬかすことを目標にしていました。だから、・・・の後は きっと ぬかせない・・・といいたかったんだと思う)
「みんなとあえない」
言いたいことが出てこないのと、痛いのと、わけがわからないので、とにかく泣いていた。
ただ、少しずつ固有名詞(お友達の名前など)が増えてきた。

リハビリ→PT 車椅子に座る、30秒立つ練習(OTも似たような感じだったような)

       ST 頭が痛い、と言って やろうとしない。 自分の名前はまだひとりでは言えない。


8月21日

昨日に引き続き、ほぼ1日中泣いている。号泣した時に勢いよく頭をあげたり、ベッドの柵を乗り越えようとする。
背の高い車椅子に乗って室内を移動してみる。

左手で グー チョキ パーができるようになる(かなりゆっくり、かろうじてできる感じ)

泣いてばかりで、あまりに不安定すぎて、今日はリハビリもあまりできなかった。
名詞はあまり出てこないけれど、会話の内容から、理解はしているし、病気になったあとのことも覚えているような気がする。
ただ、時間の感覚?というか 何月何日 とか 何曜日 とか 何時 というのも危ういように思える。


8月22日
病院の場所について、もっと遠い場所だと思っていたようで、意外と近いよ、と説明すると安心した様子になる。でも それもつかの間で、やっぱりほぼ泣いている。

リハビリ
PT・OTでは 車椅子から降りて、少しずつ歩く練習をする。上靴をもってくるように言われる。
STは 絵カードを見て、そのものの名前を答える練習。が、あまり言えないし、言えたものも発音はかなり不明瞭。

夕方妹がお見舞いに来たので、車椅子で同じ階のラウンジまで行って、対面する。
妹が帰るとき、また号泣。


by chakakosoai | 2014-08-22 12:32